予備校談義 その1

センター試験の前日、なのでいささか旧聞に属す。
本屋の参考書売り場で、高校生の話し声が耳に。
「なんとかの駿台、なんとかの河合、なんとかの代ゼミっていうじゃない」

それぞれの、なんとか、って部分を聞きそびれたというか、忘れたというか。
この言い回しが未だに使われれているということに
とても驚いてしまって、
その内容はすっかり頭からとんじゃったというのが真相なんだが。

Webで検索してみると、でてくるでてくる。
「文系の河合 理系の駿台 講師の代ゼミ」
「講師の代ゼミ テキストの河合 生徒の駿台」
「講師の代ゼミ 机の河合 生徒の駿台」
「生徒の駿台 雑談の代ゼミ 便所の河合」
「生徒の駿台 講師の代ゼミ 椅子と机の河合塾」
「講師の代ゼミ 設備・テキストの河合 模試・生徒の駿台」
「模試の河合 生徒の駿台 講師の代ゼミ」
「信者の代ゼミ 拍手の河合 平凡の駿台」

いやあ、この業界は、ほんっとに、変わらないなあ。
世の中がこれだけ変わってるっていうのに。
もちろん、私の知っているバージョン、
(それはすなわち、現役高校生が生まれる前ってことだ!びっくり)
とは微妙に変化があり、それはそれで面白い。
さらに私の上の世代になると、
「受験生ブルース」とか、入試のない年があったとか、
そういう話になるんだが、それは知らない。

というわけで、昔話をしよう。
年寄りの昔話というのは往々にして、つまらなく、そして、長い。
これからの一連の投稿もそうなることをあらかじめ宣言しておこう。
(つづく)

なにかひとこと。